
Jw_cadの外部変形とは、Jw_cadの外にあるプログラム(バッチファイル「〇〇.BAT」と実行ファイル)に図形データを渡して、計算や作図を自動で行う仕組みです。標準の機能にない処理を追加できるので、三斜面積計算・表の作成・特殊な線の作図などに使われています。このページでは、外部変形の仕組み、Jw_cadに付属しているサンプル(三斜面積計算)の使い方、安全に使うための注意点を説明します。
外部変形とは(しくみ)
外部変形は、Jw_cadのメニュー[その他]→[外部変形]から実行します。選んだバッチファイル(.BAT)に書かれた手順に従って、Jw_cadが選択した図形のデータを外部のプログラムに渡し、処理結果を図面に戻します。Jw_cad公式ヘルプでは「自作または公開されている外部変形プログラムを利用して図形を作成・変更する」機能と説明されています。
操作方法やコントロールバーの表示は、使う外部変形ごとに違います。配布されている外部変形を使う場合は、必ずその説明書(readmeなど)を読んでから使いましょう。
外部変形の実行手順(付属の三斜面積計算の例)
Jw_cadには、敷地などの面積を三角形に分けて計算する「三斜面積計算」の外部変形(JWW_SMPL.BAT)が付属しています。公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- 敷地などの外周を直線で作図し、内部を直線で三角形に分割しておきます(座標から作図すると正確です)。
- メニュー[その他]→[外部変形]を選びます。
- ファイル選択の画面で「JWW_SMPL.BAT」を選びます。
- 計算する三角形を範囲選択し、コントロールバーの[選択確定]を左クリックします。
- 面積表を作図する位置(表の左上)を指示します。
- コントロールバーに順に表示される「初期番号」「レイヤ指定」「小数点以下有効桁数」を入力します。設定が不要な項目は、作図画面内を左クリックすると飛ばせます。
- 最後の「コマンド入力」も左クリックで飛ばすと、外部変形のプログラムが実行され、各三角形の底辺・高さと面積表が作図されます。結果がすぐ表示されないときは、画面を拡大・縮小して再表示します(Ver.8.25aで確認)。


面積を手早く確認したいだけなら、外部変形を使わずに[測定]コマンドの面積測定でも測れます。
別の外部変形を選ぶ・同じものを再実行する
- 別の外部変形を選ぶ:コントロールバーの[外部変形再選択(L)]を選ぶか、作図画面内で左クリックします。
- 前回と同じ外部変形をもう一度:コントロールバーの[再実行(R)]を選ぶか、作図画面内で右クリックします。
外部変形を使うときの注意点
- 入手元を確認する:外部変形はバッチファイルとプログラムを実行する仕組みです。作者や配布元がはっきりしたものだけを使い、出どころのわからないファイルは実行しないようにしましょう。
- 図面を保存してから試す:はじめて使う外部変形は、図面を保存してから、コピーした図面で試すと安心です。
- Ver.10での文字コード:Jw_cad公式サイトの更新履歴によると、Ver.10.01.2から、外部変形が書き出すデータの文字コード(Shift-JISまたはUTF-8)をバッチファイルの文字コードに合わせるようになりました。古い外部変形で文字化けする場合は、作者の更新情報も確認してください。
外部変形が動かないとき
Jw_cad公式ヘルプには、外部変形が実行されず「未実行」と表示される場合、Jw_cadのインストール先を「C:\JWW」のような半角スペースを含まないフォルダにすると解決できると書かれています。そのほか、外部変形の説明書に書かれた必要ファイルが同じフォルダにそろっているかも確認しましょう。
よくある質問
外部変形はどこで手に入りますか?
Jw_cadには三斜面積計算のサンプルが付属しています。そのほかの外部変形は、作者が個人サイトやソフト配布サイトで公開しています。上の注意点を確認してから使いましょう。
外部変形を自分で作れますか?
作れます。外部変形の仕様(バッチファイルの書き方など)は、Jw_cadに付属するサンプルのバッチファイル(JWW_SMPL.BATなど)に説明があります。プログラムの作り方は、使うプログラミング言語の説明を参照してください。
※操作手順はJw_cad Ver.8.25の公式ヘルプ([その他]→[外部変形])と公式サイトの更新履歴をもとにしています(2026年10月時点)。