
七十二候の一覧です。立春の「東風解凍」から大寒の「鶏始乳」までの72の候を、読み方・意味・2027年の日付のめやすつきでまとめました。候名は国立天文台の暦Wikiとデジタル大辞泉の表で確かめています(2026年10月確認)。印刷できる一覧PDFも無料・登録不要でダウンロードできます。
目次
七十二候とは
七十二候(しちじゅうにこう)は、二十四節気をさらに3つずつに分けて、季節の様子を短い言葉であらわしたものです。ひとつの候はおよそ5日で、節気ごとに初候・次候・末候と呼びます。
もとは中国から伝わったもので、日本の気候に合わせて作り直されてきました。このページの候名は、明治時代の略本暦によるものです。
七十二候の一覧
日付は2027年のめやすです。節気の日(暦要項)を初候とし、5日後を次候、10日後を末候として計算しました。実際の候の変わり目とは1日ほどずれることがあります。
春の七十二候
| 時期 | 候名・読み | 意味 |
|---|---|---|
| 立春 初候 2/4ごろ | 東風解凍 はるかぜこおりをとく | 東からの春風が氷を解かし始める |
| 立春 次候 2/9ごろ | 黄鶯睍睆 うぐいすなく | 山里でウグイスが鳴き始める |
| 立春 末候 2/14ごろ | 魚上氷 うおこおりをいずる | 割れた氷の間から魚が姿を見せる |
| 雨水 初候 2/19ごろ | 土脉潤起 つちのしょううるおいおこる | 春の雨で土がしっとりとうるおう |
| 雨水 次候 2/24ごろ | 霞始靆 かすみはじめてたなびく | 霞が山野にたなびき始める |
| 雨水 末候 3/1ごろ | 草木萌動 そうもくめばえいずる | 草や木が芽吹き始める |
| 啓蟄 初候 3/6ごろ | 蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく | 冬ごもりの虫が土から出てくる |
| 啓蟄 次候 3/11ごろ | 桃始笑 ももはじめてさく | 桃の花が咲き始める |
| 啓蟄 末候 3/16ごろ | 菜虫化蝶 なむしちょうとなる | 青虫が羽化してチョウになる |
| 春分 初候 3/21ごろ | 雀始巣 すずめはじめてすくう | スズメが巣を作り始める |
| 春分 次候 3/26ごろ | 桜始開 さくらはじめてひらく | 桜の花が咲き始める |
| 春分 末候 3/31ごろ | 雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす | 遠くで春の雷が鳴り始める |
| 清明 初候 4/5ごろ | 玄鳥至 つばめきたる | ツバメが南の国から渡ってくる |
| 清明 次候 4/10ごろ | 鴻雁北 こうがんかえる | 雁が北の地へ帰っていく |
| 清明 末候 4/15ごろ | 虹始見 にじはじめてあらわる | 雨上がりに虹が見え始める |
| 穀雨 初候 4/20ごろ | 葭始生 あしはじめてしょうず | 水辺でアシが芽を出し始める |
| 穀雨 次候 4/25ごろ | 霜止出苗 しもやみてなえいずる | 霜が降りなくなり、稲の苗が育つ |
| 穀雨 末候 4/30ごろ | 牡丹華 ぼたんはなさく | ボタンの花が咲く |
夏の七十二候
| 時期 | 候名・読み | 意味 |
|---|---|---|
| 立夏 初候 5/6ごろ | 蛙始鳴 かわずはじめてなく | カエルが鳴き始める |
| 立夏 次候 5/11ごろ | 蚯蚓出 みみずいずる | ミミズが地上に出てくる |
| 立夏 末候 5/16ごろ | 竹笋生 たけのこしょうず | タケノコが生えてくる |
| 小満 初候 5/21ごろ | 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ | カイコが桑の葉を盛んに食べ始める |
| 小満 次候 5/26ごろ | 紅花栄 べにばなさかう | ベニバナが一面に咲く |
| 小満 末候 5/31ごろ | 麦秋至 むぎのときいたる | 麦が熟して収穫の時期を迎える |
| 芒種 初候 6/6ごろ | 蟷螂生 かまきりしょうず | カマキリが卵からかえる |
| 芒種 次候 6/11ごろ | 腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる | 蒸れた草の陰からホタルが光り始める |
| 芒種 末候 6/16ごろ | 梅子黄 うめのみきばむ | 梅の実が黄色く熟す |
| 夏至 初候 6/21ごろ | 乃東枯 なつかれくさかるる | ウツボグサの花穂が枯れる |
| 夏至 次候 6/26ごろ | 菖蒲華 あやめはなさく | アヤメの花が咲く |
| 夏至 末候 7/1ごろ | 半夏生 はんげしょうず | カラスビシャク(半夏)が生え始める |
| 小暑 初候 7/7ごろ | 温風至 あつかぜいたる | 暑さを含んだ風が吹き始める |
| 小暑 次候 7/12ごろ | 蓮始開 はすはじめてひらく | ハスの花が開き始める |
| 小暑 末候 7/17ごろ | 鷹乃学習 たかすなわちわざをならう | タカの幼鳥が飛び方や狩りを覚える |
| 大暑 初候 7/23ごろ | 桐始結花 きりはじめてはなをむすぶ | 桐が翌年に咲く花の芽をつけ始める |
| 大暑 次候 7/28ごろ | 土潤溽暑 つちうるおうてむしあつし | 土が湿り、蒸し暑くなる |
| 大暑 末候 8/2ごろ | 大雨時行 たいうときどきにふる | 夏の大雨がときどき降る |
秋の七十二候
| 時期 | 候名・読み | 意味 |
|---|---|---|
| 立秋 初候 8/8ごろ | 涼風至 すずかぜいたる | 涼しい風が吹き始める |
| 立秋 次候 8/13ごろ | 寒蝉鳴 ひぐらしなく | ヒグラシが鳴き始める |
| 立秋 末候 8/18ごろ | 蒙霧升降 ふかききりまとう | 深い霧が立ちこめる |
| 処暑 初候 8/23ごろ | 綿柎開 わたのはなしべひらく | 綿の実を包むがくが開き始める |
| 処暑 次候 8/28ごろ | 天地始粛 てんちはじめてさむし | 天地に満ちた暑さが落ち着き始める |
| 処暑 末候 9/2ごろ | 禾乃登 こくものすなわちみのる | 稲が実って穂が垂れる |
| 白露 初候 9/8ごろ | 草露白 くさのつゆしろし | 草に降りた露が白く光る |
| 白露 次候 9/13ごろ | 鶺鴒鳴 せきれいなく | セキレイが鳴き始める |
| 白露 末候 9/18ごろ | 玄鳥去 つばめさる | ツバメが南へ帰っていく |
| 秋分 初候 9/23ごろ | 雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ | 雷が鳴らなくなる |
| 秋分 次候 9/28ごろ | 蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ | 虫が土にもぐり、入口をふさぐ |
| 秋分 末候 10/3ごろ | 水始涸 みずはじめてかるる | 田の水を抜き、稲刈りに備える |
| 寒露 初候 10/8ごろ | 鴻雁来 こうがんきたる | 雁が北から渡ってくる |
| 寒露 次候 10/13ごろ | 菊花開 きくのはなひらく | 菊の花が咲く |
| 寒露 末候 10/18ごろ | 蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり | 戸口のあたりで秋の虫が鳴く |
| 霜降 初候 10/24ごろ | 霜始降 しもはじめてふる | 霜が降り始める |
| 霜降 次候 10/29ごろ | 霎時施 こさめときどきふる | 小雨がときどき降る |
| 霜降 末候 11/3ごろ | 楓蔦黄 もみじつたきばむ | カエデやツタが色づく |
冬の七十二候
| 時期 | 候名・読み | 意味 |
|---|---|---|
| 立冬 初候 11/8ごろ | 山茶始開 つばきはじめてひらく | サザンカの花が咲き始める |
| 立冬 次候 11/13ごろ | 地始凍 ちはじめてこおる | 大地が凍り始める |
| 立冬 末候 11/18ごろ | 金盞香 きんせんかさく | スイセンの花が咲き、香る |
| 小雪 初候 11/22ごろ | 虹蔵不見 にじかくれてみえず | 虹を見かけなくなる |
| 小雪 次候 11/27ごろ | 朔風払葉 きたかぜこのはをはらう | 北風が木の葉を吹き落とす |
| 小雪 末候 12/2ごろ | 橘始黄 たちばなはじめてきばむ | 橘の実が黄色く色づき始める |
| 大雪 初候 12/7ごろ | 閉塞成冬 そらさむくふゆとなる | 空が重く閉ざされ、本格的な冬になる |
| 大雪 次候 12/12ごろ | 熊蟄穴 くまあなにこもる | クマが冬ごもりのため穴に入る |
| 大雪 末候 12/17ごろ | 鱖魚群 さけのうおむらがる | サケが群れをなして川をのぼる |
| 冬至 初候 12/22ごろ | 乃東生 なつかれくさしょうず | 枯れていたウツボグサが芽を出す |
| 冬至 次候 12/27ごろ | 麋角解 さわしかのつのおつる | 大きなシカの角が抜け落ちる |
| 冬至 末候 1/1ごろ | 雪下出麦 ゆきわたりてむぎいずる | 雪の下で麦が芽を出す |
| 小寒 初候 1/5ごろ | 芹乃栄 せりすなわちさかう | セリが盛んに育つ |
| 小寒 次候 1/10ごろ | 水泉動 しみずあたたかをふくむ | 地中で凍っていた泉が動き始める |
| 小寒 末候 1/15ごろ | 雉始雊 きじはじめてなく | 雄のキジが鳴き始める |
| 大寒 初候 1/20ごろ | 款冬華 ふきのはなさく | フキノトウが顔を出す |
| 大寒 次候 1/25ごろ | 水沢腹堅 さわみずこおりつめる | 沢の水が厚く凍りつく |
| 大寒 末候 1/30ごろ | 鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく | 鶏が卵を産み始める |
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読み方が分かれる候
七十二候の読み方は、資料によってちがうものがあります。このページでは、調べた資料で多かった読みをのせました。
| 候名 | このページの読み | ほかの読みの例 |
|---|---|---|
| 雪下出麦 | ゆきわたりてむぎいずる | ゆきくだりてむぎのびる(国立天文台)、ゆきわたりてむぎのびる(デジタル大辞泉) |
| 霜止出苗 | しもやみてなえいずる | しもやんでなえいずる(国立天文台) |
| 麋角解 | さわしかのつのおつる | おおしかのつのおつる |
| 大雨時行 | たいうときどきにふる | たいうときどきふる |
| 黄鶯睍睆 | うぐいすなく | こうおうけんかんす(デジタル大辞泉) |
| 東風解凍 | はるかぜこおりをとく | こちこおりをとく |
よくある質問
今日の七十二候を知るには?
一覧の日付のめやすで、今日より前でいちばん近い候を見てください。正確な変わり目は年によって少し変わります。
山茶始開は、ツバキ?サザンカ?
読みは「つばき」ですが、この時期に咲き始めるサザンカのこととする説明が多く見られます。
同じ「玄鳥」や「乃東」が2回出てくるのはなぜ?
季節の行き来をあらわしているからです。玄鳥(ツバメ)は春に来て秋に去り、乃東(ウツボグサ)は夏に枯れて冬に芽を出します。
商用利用できる?
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