
棚卸表のテンプレート(Excel)を無料・登録不要で配布しています。棚卸(たなおろし)は、在庫として残っている商品や材料の数を実際に数えて、その金額を出す作業です。決算や月末の在庫の確認、飲食店の原価の管理に使えます。
- 棚卸表(一般用):帳簿数量と実地数量を入れると、差異・在庫金額・差異金額を自動で計算します。差異がある行は色がつき、差異の件数も表示します(40品目)。
- 棚卸表(飲食店用):食材・飲料・消耗品の在庫金額を区分ごとに集計し、月初の在庫・仕入れ・売上から、その月の原価と原価率を出します。
目次
棚卸表テンプレート(Excel)ダウンロード
棚卸表(一般用)

棚卸表(飲食店用・原価率つき)

使い方
- 棚卸の前に、品名・保管場所・単位・単価・帳簿数量(記録上の在庫の数)を入れておきます。見本の行は消してから使ってください。
- 印刷して現場に持って行き、実際に数えた数を書き込みます(または、タブレットで直接入力します)。
- 実地数量を入力すると、差異と在庫金額が自動で出ます。
- 差異がある品目は、もう一度数えたり、出庫の記録を確かめたりします。
棚卸のやり方と手順
- 日にちと担当を決める:決算日や月末など、在庫が動かない時間に行います。数える人と記録する人の2人1組にすると、まちがいが減ります。
- 整理しておく:前日までに、同じ商品をまとめて置き、数えやすくしておきます。
- 入出庫を止める:棚卸の間は、商品の出し入れを止めるか、記録しておきます。
- 数える:保管場所ごとに、表の順番どおりに数えます。数え終わった棚には印をつけます。
- 差異を確かめる:帳簿とちがう品目は、数え直しと記録の確認をします。
- 金額を出す:実地数量×単価で在庫金額を出し、決算や原価の計算に使います。
差異が出たときの確認
- 数えまちがい(別の場所にも置いていないか、箱の中の数)
- 出庫・入庫の記録もれ(返品・サンプル・社内での使用など)
- 単位のちがい(ケースと個、kgとgなど)
- 破損・紛失・盗難
原因がわからない差異は、帳簿の数を実地の数に合わせ、差異金額を記録しておきます。差異が多い品目は、管理のしかたを見直しましょう。
飲食店の原価率の考え方
その月に使った食材・飲料の金額(原価)は、「月初の在庫+今月の仕入れ−月末の在庫」で計算します。仕入れた金額をそのまま原価にすると、在庫の増減の分だけずれてしまうため、毎月の棚卸が大切です。原価率(原価÷売上)は、業態にもよりますが、30%前後を目安にする店が多くあります。
決算での棚卸
決算では、期末に残っている商品の金額(期末商品棚卸高)を出す必要があります。売上原価は「期首の在庫+当期の仕入れ−期末の在庫」で計算するため、棚卸の金額がそのまま利益に影響します。損益計算書テンプレートにも同じ計算の欄があります。
よくある質問
単価は何を使う?
一般には、仕入れたときの単価(原価)を使います。仕入れのたびに単価が変わる場合は、最後に仕入れた単価を使う方法(最終仕入原価法)などがあります。会社で決めた方法で、毎年同じやり方にします。
ふだんの在庫の管理にも使える?
棚卸表は、決まった日に数えるための表です。毎日の入庫・出庫と在庫の数を管理するなら、在庫管理表テンプレートが使えます。