
身元保証書のテンプレート(Word・PDF)を無料・登録不要で配布しています。身元保証書は、従業員が入社するときに、家族などの身元保証人が「本人がまじめに働くこと」と「本人が会社に損害を与えたときに賠償すること」を約束する書類です。2020年4月の民法改正に合わせて、極度額(賠償の上限額)の欄を入れています。
- 身元保証書(記入例):会社名・本人・身元保証人・極度額・保証期間を書いた例。
- 身元保証書(空欄):そのまま印刷して手書きで使えます(Word・PDF)。
身元保証書テンプレートダウンロード
身元保証書(記入例)

身元保証書(空欄)

使い方
- 会社が、宛名(会社名・代表者名)と、極度額・保証期間を書き入れてから、入社する人に渡します。
- 本人と身元保証人が、住所・氏名などを書いて押印します。
- 入社のときに提出してもらい、会社で保管します。保証期間が終わる前に、続けて保証してもらう場合は、あらためて身元保証書を出してもらいます。
極度額(上限額)が必要になりました
2020年4月1日から施行された改正民法により、個人が将来の不特定の損害を保証する契約(個人根保証契約)は、極度額(保証する上限の金額)を書面で定めないと効力が生じないことになりました(民法465条の2)。身元保証もこれに当たると考えられているため、身元保証書には「○○万円を極度額とする」のように、金額をはっきり書く必要があります。「給与の○か月分」のような書き方では金額があいまいになるため、具体的な金額で書くのが安全です。
極度額をいくらにするかに決まりはありません。仕事の内容(お金や高価な物を扱うか)や、会社の規模を考えて決めます。あまりに高い金額にすると、身元保証人を引き受けてもらいにくくなります。
保証期間と更新
| 決め方 | 保証の期間(身元保証に関する法律) |
|---|---|
| 期間を決めないとき | 3年(商工業の見習いの人は5年) |
| 期間を決めるとき | 5年まで。5年を超えて決めても5年になる |
| 更新 | できるが、更新後の期間も5年まで |
「期間が終わったら自動で更新する」という書き方は、身元保証人に不利なため効力がないと考えられています。続けて保証してもらいたいときは、期間が終わる前に、あらためて身元保証書を出してもらいましょう。
会社から身元保証人への通知
身元保証に関する法律では、会社は、本人が仕事に向いていない・不誠実で身元保証人の責任が生じるおそれがあるとき、または本人の仕事や勤務地を変えて身元保証人の責任が重くなるときは、すぐに身元保証人に知らせなければならないとされています。知らせを受けた身元保証人は、保証をやめる(契約を解除する)ことができます。テンプレートの5条に、この通知の約束を入れています。
また、実際に損害が生じても、身元保証人がすべてを賠償するとは限りません。裁判所は、会社の監督の状況や、身元保証人が引き受けた事情などを考えて、賠償の額を決めます。
よくある質問
身元保証人はだれに頼む?
親や兄弟などの家族、親せきに頼むことが多くあります。会社によっては、収入がある人・同居していない人などの条件をつけることもあります。
入社のときにほかに必要な書類は?
誓約書、雇用契約書、労働条件通知書なども用意しましょう。従業員の情報は労働者名簿にまとめます。