
このページのテンプレートと説明は一般的な参考情報です。当サイトは、内容の正確さや、利用によって生じた損害について責任を負いません。実際の契約は取引の内容によって必要な条項が変わるため、弁護士などの専門家にご確認ください。
取引基本契約書のWordテンプレートです。会社どうしで商品を継続して売り買いするときに、注文のたびに共通する条件(納入・検査・支払い・秘密保持・解除など)をまとめて決めておく契約書です。全15条のひな形をWordとPDFで無料配布しています。各条項の意味と、収入印紙の金額もあわせて解説します。
取引基本契約書テンプレート(Word・PDF)
A4縦・3ページです。○の部分(会社名、日数、締め日・支払日、裁判所など)を、取引に合わせて書きかえて使います。



取引基本契約書とは
取引基本契約書は、同じ相手と何度もくり返す取引について、毎回同じになる条件を最初に決めておく契約書です。品名・数量・単価・納期など注文ごとに変わることは、個別契約(注文書と注文請書など)で決めます。基本契約を結んでおくと、注文のたびに細かい条件を話し合わなくてすみ、トラブルのときにどちらが責任を負うかもはっきりします。
主な条項とポイント
| 条項 | 決めること・ポイント |
|---|---|
| 個別契約 | 注文書を出して相手が承諾したときに成立。返事がないときに承諾とみなす日数も決めます。 |
| 納入・検査 | 納期に遅れそうなときの連絡、受け取ってから何日で検査するか。 |
| 所有権と危険負担 | いつ商品が買う側のものになるか。このひな形では検査に合格した時です。 |
| 代金の支払い | 締め日と支払日、振込手数料をどちらが負担するか。 |
| 契約不適合責任 | あとから不良が見つかったときの対応と、通知の期限。 |
| 秘密保持 | 取引で知った情報を外にもらさないこと。契約が終わったあと何年続くか。 |
| 契約の解除 | 違反や支払いができなくなったときに、契約を終わらせられる場合。 |
| 反社会的勢力の排除 | 暴力団などと関係がないことを互いに約束する条項。 |
| 有効期間 | 期間と、自動で更新するかどうか。 |
| 合意管轄 | 争いになったときに、どこの裁判所で話し合うか。 |
商品の製造をたのむ、ソフトウェアの開発をたのむなど、内容によっては、品質の基準や知的財産権(作ったものの権利がどちらのものになるか)の条項が必要です。業務をたのむ契約には業務委託契約書、情報の扱いだけを決めるなら秘密保持契約書も使えます。
取引基本契約書の収入印紙
会社どうしの継続的な売買の基本となる契約書は、印紙税法の第7号文書(継続的取引の基本となる契約書)にあたり、1通につき4,000円の収入印紙が必要です。2通作ってそれぞれが保管するときは、2通とも印紙を貼ります。
- 契約期間が3か月以内で、更新の定めがないものは第7号文書になりません(内容によっては別の号にあたります)。
- 電子契約(PDFに電子署名するなど)で紙を作らないときは、印紙はいりません。
- 印紙を貼らなくても契約は有効ですが、印紙税を納めなかったとして過怠税がかかることがあります。
印紙の金額は収入印紙の金額一覧と計算ツールでも確かめられます。どの号にあたるか迷うときは、税務署に確認してください。
結ぶときの注意
- 相手の会社名と代表者:登記されている正式な名前で書きます。
- 支払いの期日:取引によっては、中小企業との取引を守る法律(下請法。2026年1月からは中小受託取引適正化法)で、支払いの期限などが決められています。
- 契約書の通数:2通作って、両方に記名押印し、1通ずつ保管します。割印をするとページの差しかえを防げます。
- 個別契約との関係:基本契約と注文書の条件が違うとき、どちらを優先するかを決めておきます(このひな形では個別契約が優先)。
よくある質問
個人事業主との取引にも使えますか?
使えます。会社名の部分を屋号と氏名に書きかえます。相手が個人事業主の場合は、フリーランスとの取引のルールを定めた法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)にも注意してください。
売る側(乙)の立場で使うときは?
このひな形は、買う側(甲)と売る側(乙)の両方が使える一般的な内容です。検査の日数や契約不適合の通知期限は、立場によって有利・不利が変わるので、話し合って決めてください。
ご利用にあたっての注意(免責事項)
このページのテンプレートと説明は一般的な参考情報です。当サイトは、内容の正確さや、利用によって生じた損害について責任を負いません。実際の契約は取引の内容によって必要な条項が変わるため、弁護士などの専門家にご確認ください。