
マトリクス表(マトリックス表)のテンプレートです。案の比較、仕事の優先度、役割分担に使える3種類を、Excelで無料配布しています。比較表は、点数を入れると合計点と順位を自動で計算します。
マトリクス表とは
縦の項目と横の項目を組み合わせて、交わるところに内容を書く表です。ふつうの一覧表が1つのものを順に並べるのに対し、マトリクス表は2つの切り口を同時に見られます。「どの案が、どの点ですぐれているか」のように、比べたり整理したりするときに便利です。
マトリクス表テンプレート(Excel・PDF)
A4横・3シートです。黄色の欄を書きかえて使います。入っている文字と点数は記入例です。



マトリクス表の種類と使い分け
| 種類 | 縦と横 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 比較マトリクス | 評価項目×候補 | 製品やサービスの選定、企画案の比較 |
| 優先度マトリクス | 重要度×緊急度 | やることの順番を決める |
| 役割分担マトリクス | 作業×担当者 | だれが何をするかをはっきりさせる |
比較マトリクスの使い方
- 縦に評価項目、横に候補を書きます。
- 項目ごとに重みを入れます。大事な項目ほど大きくします。合計は100にするとわかりやすくなります。
- 候補ごとに、1から5の点数を入れます。
- 合計点と順位が自動で出ます。
合計点は、「重み×点数」を足して、重みの合計で割ったものです。5点満点になります。
| 評価項目 | 重み | 案Aの点数 | 重み×点数 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 30 | 4 | 120 |
| 機能 | 25 | 3 | 75 |
| 使いやすさ | 20 | 5 | 100 |
| サポート | 15 | 3 | 45 |
| 実績 | 10 | 4 | 40 |
| 合計 | 100 | 380(÷100=3.80点) |
点数の差が小さいときは、順位だけで決めず、なぜその点数にしたかも話し合います。
優先度マトリクスの使い方
やることを書き出して、「重要か」「緊急か」で4つに分けます。
| 分類 | すること |
|---|---|
| 重要で緊急 | 今すぐやる |
| 重要だが緊急ではない | 予定に入れてやる |
| 重要ではないが緊急 | 短時間ですませるか、人に任せる |
| 重要でも緊急でもない | やめるか、減らす |
つい緊急なものばかりに手をつけがちです。「重要だが緊急ではない」仕事に時間をとれているかを確かめるのに役立ちます。
役割分担マトリクス(RACI)の使い方
| 記号 | 意味 | 役割 |
|---|---|---|
| R | Responsible | 実際に作業をする人 |
| A | Accountable | 最終的な責任を持つ人。1つの作業に1人 |
| C | Consulted | 相談を受ける人 |
| I | Informed | 結果の連絡を受ける人 |
右の列では、Aが1人だけ入っているかを確かめます。0人や2人以上のときは「Aを1人に」と表示されます。
Excelでマトリクス表を作る方法
- 1行目に横の項目、A列に縦の項目を入力します。
- 交わるセルに、内容や数字を入力します。
- 表を選んで、[ホーム]の[罫線]から[格子]を選びます。
- 数字の大小を見やすくしたいときは、[ホーム]の[条件付き書式]から[カラースケール]を選びます。
一覧のデータからマトリクス表にする
日付、担当者、商品、金額のように縦に並んだデータがあるときは、ピボットテーブルを使います。データを選んで[挿入]の[ピボットテーブル]を選び、行に「担当者」、列に「商品」、値に「金額」を入れると、担当者×商品の集計表ができます。
マトリクス表から値を探す
行と列の見出しから値を取り出すには、INDEX関数とMATCH関数を組み合わせます。テンプレートの比較表で「機能」の「案B」の点数を探す式は次のとおりで、結果は5です。
=INDEX(C5:E11,MATCH("機能",A5:A11,0),MATCH("案B",C4:E4,0))
見やすいマトリクス表のコツ
- 項目の粒度をそろえる:大きな話と細かい話を混ぜると、比べにくくなります。
- 項目はしぼる:縦も横も、多くても7つくらいにすると全体を見渡せます。
- 評価の基準を先に決める:5点はどんな状態かを決めてから点数をつけます。
- 記号の意味を書く:○や△を使うときは、表の近くに意味を書きます。
よくある質問
マトリクス表とマトリックス表はちがいますか?
同じものです。英語の matrix のカタカナ表記がちがうだけです。
Wordやパワーポイントで使えますか?
Excelの表をコピーして、WordやPowerPointに貼りつけられます。貼りつけてから文字の大きさを調整してください。
候補や項目を増やせますか?
項目は、空いている2行に書き足せます。もっと増やすときは行を挿入します。合計点の式の範囲に入っているか確かめてください。