
工事請負契約書と請負契約書のテンプレート(Word・A4)を無料・登録不要で配布しています。請負契約は「仕事を完成させること」を約束し、その結果に対して代金を払う契約です。工事・リフォームや、デザイン・システムの制作などで使います。
| テンプレート | 向いている使い方 |
|---|---|
| 工事請負契約書(約款つき) | リフォーム・修繕・外構など、小規模な工事。建設業法で書くことになっている項目を入れている |
| 請負契約書(一般) | デザイン・印刷物・Webサイト・システムの制作、作業の請負など |
請負契約書テンプレート(Word・PDF)ダウンロード
工事請負契約書(約款つき・A4 2枚)


請負契約書(一般・A4 2枚)

使い方
- 注文者(甲)と請負者(乙)の名前を入れ、1枚目の表に工事名や業務の内容・代金・支払方法などを書きます。
- 条文の「○」の部分(検査の日数、違約金の割合、裁判所など)を、相手と話し合って決めた内容に書き換えます。
- 見積書・仕様書・図面など、くわしい内容は別紙として契約書につけます。
- 2通印刷して、甲乙がそれぞれ記名押印し、1通ずつ持ちます。紙の契約書には、金額に応じた収入印紙を貼って消印します(下の表を参照)。
このテンプレートは一般的な内容の例です。金額が大きい工事や、特別な条件がある契約では、弁護士などの専門家に確認してから使ってください。
工事請負契約書に書くこと(建設業法)
建設工事の請負契約では、建設業法第19条により、契約の内容を書面にして、署名または記名押印して取り交わすことになっています。書面に書く主な項目は次のとおりです。
- 工事の内容、請負代金の額、工事の着手と完成の時期
- 前払金や出来高払いをするときは、その時期と方法
- 工事内容の変更や工期の延長があったときの、代金・工期の決め方
- 天災などの不可抗力による損害の負担、物価の変動による代金の変更
- 工事で第三者に損害を与えたときの賠償の負担
- 注文者が材料を支給するときの内容
- 完成の検査と引渡しの時期、完成後の代金の支払いの時期と方法
- 契約不適合(欠陥など)の責任、遅延したときの違約金、契約に関する紛争の解決方法
テンプレートの工事請負契約書は、これらの項目を表と約款に入れています。正確な項目は、国土交通省や建設業法の条文で確認してください。
収入印紙の金額
請負契約書は、印紙税の「請負に関する契約書(第2号文書)」にあたり、書かれた金額に応じて収入印紙が必要です。建設工事の請負契約書は、2027年3月31日までに作成するものについて、税額が軽くなる措置があります。
| 契約書に書かれた金額 | 建設工事(軽減後) | それ以外の請負 |
|---|---|---|
| 1万円未満 | 非課税 | 非課税 |
| 1万円以上 100万円以下 | 200円 | 200円 |
| 100万円超 200万円以下 | 200円 | 400円 |
| 200万円超 300万円以下 | 500円 | 1,000円 |
| 300万円超 500万円以下 | 1,000円 | 2,000円 |
| 500万円超 1,000万円以下 | 5,000円 | 1万円 |
| 1,000万円超 5,000万円以下 | 1万円 | 2万円 |
- 契約書に消費税額が分けて書かれているときは、税抜きの金額で判断します(例:「1,650,000円(うち消費税等150,000円)」なら150万円)。
- 電子契約(PDFに電子署名するなど)で、紙の契約書を作らない場合は、収入印紙はいりません。
- 5,000万円を超える場合や、くわしい扱いは、国税庁のホームページで確認してください。
請負契約と業務委託(委任)契約のちがい
請負契約は「仕事の完成」に対して代金を払う契約で、完成しなければ代金を払う必要はなく、完成したものに欠陥があれば、請負者が責任を負います。一方、委任(準委任)契約は、仕事を「行うこと」そのものに対して代金を払う契約で、結果の完成までは約束しません。「業務委託契約」は、内容によって請負にも準委任にもなります。作業の時間や回数に対して払う契約なら、業務委託契約書テンプレートが合っています。
よくある質問
小さな工事でも契約書は必要?
建設工事の請負契約は、金額にかかわらず、書面で契約の内容を取り交わすことになっています。小さなリフォームでも、見積書だけで済ませず、契約書を作っておくと、あとのトラブルを防げます。
注文書と請書で契約してもいい?
くり返し取引がある相手とは、基本契約書を結んだうえで、工事ごとに注文書と請書を取り交わす方法もあります。注文書・請書の形は発注書テンプレートや注文書テンプレートを使えます。
契約書を作ったあとに内容が変わったら?
工事内容や代金・工期が変わったときは、変更の内容を書いた「変更契約書」や覚書を作り、甲乙で記名押印しておきます。覚書テンプレートも使えます。